My Parisien Life

30歳(渡航時31歳)ギリギリでフランスへワーキングホリデーとしてやってきた大阪人(♂)の珍道中

【8日間4カ国の旅⑦】チェコのプラハ1日目

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Salut, les amies!! Ça va??

本日は8日間4カ国の旅のラストの国、チェコ共和国はプラハ1日目のお話です。

 


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チェコ共和国の首都プラハ。赤い屋根の建物が建ち並ぶ街並みは"世界で一番美しい街"とも言われています。早朝にチェコ共和国のプラハに着いた筆者が最初に向かった場所は「プラハ城」です。上記の写真はプラハ城内にある「聖ヴィート教会」です。


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早朝に着いた筆者は観光チケット販売の時間まで周りを散歩してみました。写真は「聖イジー教会」です。プラハ城はお城だけではなく教会や宮殿等も敷地内にあり、一つの村のようになっている面白い城です。9世紀から建てられ始め、14世紀に完成と言うめちゃくちゃ長い年月をかけて建設された、ギネスブック認定の"世界で最も古く大きい城"として観光の名所となっています。


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プラハ城は丘の上にあるので、綺麗な赤い屋根が連なるプラハの街並の景色が望めます。ちょっと写真は曇ってて残念ですが…(笑)プラハ城へは徒歩やトラム等で行く事が出来ます。歩くのが好きな方は坂道が続いて疲れるかもしれませんが、プラハ城に着くまでの街並みも楽しめると思うので是非歩いて訪れてみてください。


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朝の9時頃にチケットを買って、プラハ城内の見学を開始しました。チケットはAコースからCコースまでの3種類あり、それぞれの種類により観て回れる場所の数が変わってきます。筆者は真ん中のBコースのチケットを購入し、城内を見学しました。ちなみにBコースでは聖ヴィート教会・旧王宮・聖イジー教会・黄金の小路・ダリポルカ塔の5つの場所に入場が可能です。


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筆者がまず向かったのは「聖ヴィート大聖堂」です。この教会、デカいので超広角で撮らないと写真に全体が収まりません(笑)見どころは内部にあるミュシャが描いたステンドグラスです。チェコの守護聖人のヴァーツラフが描かれており、ミュシャが自身の息子をモデルに描いたとされております。様々なステンドグラスの中でも一際独特な雰囲気なのですぐに分かると思います。


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元々はロマネスク様式として建設されたこちらの教会ですが、ゴシック様式の現在の教会は14世紀に建設が始まり、完成は1929年となっております。長さ124m、幅60m、天井の高さ34mと言う大聖堂の内部の地下には、歴代のチェコの王が眠っております。


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こちらは18世紀に造られた「聖ジキスムントの礼拝堂」と呼ばれる祭壇です。コントラスト色の強い朱色と金色メインでデザインされております。たまたまステンドグラスと一緒に良い写真が撮れました(笑)


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こういった小さい礼拝堂がいくつかあったのですが、それぞれパターンの違うデザインのステンドグラスや装飾品を観る事が出来ます。


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こちらも聖ヴィート大聖堂内で混み合う見どころの一つ「聖ネポムツキーの墓」です。ネポムツキーは国王によりカレル橋から突き落とされ殺害された司教で、チェコでは守護聖人として人気があります。


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純銀で造られたこちらのお墓ですが、こちらも細かく装飾が施されており、かなり荘厳な雰囲気を醸し出しておりました。使われている純銀の総重量は2トンにもなるそうな…。


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こちらは「聖ヴァーツラフ礼拝堂」です。壁一面の壁画にはヴァーツラフやキリストに関する伝説が描かれております。こちらは1334年から20年の歳月をかけて造られたようです。


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天井はリブヴォールトと言う様式でデザインされており、広い空間を覆う建築に多く用いられる建築様式です。じっくり観るとココだけで時間がかなり消費しそうだったので、次へと向かいました(笑)


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さて、続いて向かった先は「旧王宮」です。天井に紋章が隙間なく描かれているこの場所は2階にある「新国事録の間」です。旧王宮は観光客が少なく、ゆっくりと観る事が出来ました。


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旧王宮で一番の見どころと言えばこちらの「ヴラディスラフホール」です。16世紀に完成したこちらのホールは当時ヨーロッパ最大だったそうです。こちらも天井はリブヴォールト様式で造られておりますね。


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こちらもリブヴォールト様式で造られた天井の「議会の間」。旧王宮の写真撮影は別料金となっております。日本円にして250円程の料金を払えば写真が撮れると言う仕組みです。


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旧王宮はその大きさに比べて観る場所が多くないので、早々に引き上げて「聖イジー教会」へとやって来ました。一度火事で失くなってしまいましたが、1142年に再建されました。


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聖ヴィート教会とはまた違った趣のあるこちらの教会ですが、聖ヴィート教会はゴシック様式に対し、こちらの教会の建築様式はロマネスクです。


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礼拝堂の天井に描かれているフレスコ画が個人的にとても素晴らしく感じました。聖イジー教会には地下に祭室があったり、小さいながらも聖ヴィート教会とは違う趣のせいか予想以上に楽しむ事が出来ました。


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さて、聖イジー教会を出て黄金の小路へと向かっている時に衛兵交代式を終えた兵士達に出くわしました。プラハ城の正門で毎時行われる衛兵交代式ですが、筆者は各所を観て回る事を優先していたので見る事を諦めていたのです。偶然にも式自体ではなくとも足並みを揃えた行進を誰も通っていない路地で間近で見れたのでラッキーでした。


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こちらが「黄金の小路」と呼ばれ、お城に仕える人達が暮らしていたと言われる場所です。小さい可愛らしいカラフルな家が並んでおり、インスタ大好き女子はウッキウキになる事間違いなしですww写真に写っている青い家はフランツ・カフカが職場として使っていた場所で、現在はカフカに関するお店になっています。


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黄金の小路の2階はこの様に長く繋がっており、武具の博物館となっています。階段の場所が分かりにくかったりするのか、あまり人もおらずほぼ貸し切りで観る事が出来ました。ふと思ったんやけど、夜怖くない?ここ(笑)


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黄金の小路の端にある12番の家に階段があり、その階段を降りると「ダリボルカ塔」へ行く事が出来ます。1781年まで牢獄として使われていたこちらの塔ですが、内部には拷問器具が並んでおります。


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鉄の処女かな?アイアン・メイデンみたいな拷問器具…。塔自体もそうですが、実際に使われていたたくさんの器具を目のあたりにすると当時の光景がより想像出来て怖くなりますね。


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一通りプラハ城の観光を終えて、正門に戻って来ました。ここからまた当てもなくプラプラと少しだけ散歩をします。


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正門のすぐ側にあるスターバックスコーヒーのプラハ城店。このスタバ、"世界一美しいスタバ"として知られているそうです。その理由がテラス席から望める景色。


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右側のスタバの看板がある所がテラス席ですが、そこから眺める事が出来るプラハの景色が絶景との事。残念ながら筆者が訪れた際は曇り空でしたが、歩き疲れた際にはこのスタバで景色を見ながら一息ついてみてはいかがでしょう?


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さて、プラハ城観光を終えた後は旧市街を散策しに行きました。プラハと言えば街全体が世界遺産!クラシック音楽で有名な「モルダウ川」が南北に流れていて、中世に建てられたおとぎ話に出て来るような赤い屋根の街並みが特徴です。


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フラッチャニ地区からまずは「カレル橋」を通ってモルダウ川を対岸へと渡ります。実はライトアップされた橋が綺麗に見れる夜景を目当てに夜も来ました(笑)


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カレル橋はプラハで一番古い橋であり、1357年に建設が開始され、完成は1402年。カレル橋は歴代の王達の戴冠パレードが行われた「王の道」でもあります。橋の左右には30体の銅像が並んでいて、多くの観光客で賑わっていました。


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この写真の景色ですが、よくガイドブック等で見られる撮影ポイントです。夜も綺麗(もしかしたら夜の方が綺麗?笑)で、しばらくドナウ川とプラハ城とカレル橋が望めるこの場所でボーッとしておりました。


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さて、カレル橋を渡って「カレル通り」を歩いて旧市街広場の方へと向かいます。観光客も多く訪れるこの通りはお土産屋さんや食べ物屋さんが軒を連ねております。ヨーロッパ特有の建物が旧市街広場まで建ち並んでいるので、散歩をするだけでも楽しいですよ。


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旧市街広場に着いて最初に向かったこちらは旧市庁舎の壁に設置されている「天文時計」です。600年以上前に造られた歴史ある時計で、現在も稼働しているインパクトのある観光名所です。


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毎時ちょうどになると、からくり仕掛けの人形のショーが始まります。この天文時計は複雑な仕組みで構成されており、古代のチェコ時間等も知る事が出来る造りになっています。


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旧市街広場周辺は様々な建物が建ち並んでおります。この場所もたくさんの人で賑わっていて、周りには屋台等も軒を連ねております。こちらはそんな広場に位置する「聖ミクラーシュ教会」。


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旧市庁舎の前の地面には何やら同じデザインの印が並べて描かれておりました。調べてみるとこれは十字架で、全部で27個描かれております。これは17世紀に起こったビーラー・ホラーの戦いで処刑された27人のプロテスタント指導者を表しているそうです。


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こちらは「ティーン教会」です。別の建物の上から顔を出してるように見えるこの教会ですが、この別の建物は15世紀に起こったフス戦争の際に進入されないように教会の周りに建てられたそうです。


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こちらは旧市街広場の真ん中に造られた「ヤン・フスの銅像」です。ヤン・フスはカトリック教を批判し、1415年に処刑されたチェコの英雄と称えられている人物です。


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一通り旧市街広場を観て回った後は、お腹が空いたのでチェコ料理を食べに「ハヴェルズカー コルナ」と言うレストランへ。こちらのレストランはブッフェ方式となっていて、まずは入り口でオーダーの紙を貰い、料理をもらう時にオーダーした物をその紙に書いてもって、料理を食べ終わった退店時にその用紙をレジで渡して支払うと言うシステムになっています。


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この「スヴィチコヴァー」と呼ばれるチェコ料理は、野菜と生クリーム等で作られたソースが牛肉にかかっている有名な家庭料理です。白い物は「クネドリーキ」と言う茹でパンのような物で、よくチェコ料理のメインディッシュに添えられています。レモン等も添えられているのは肉の旨味を引き立てる為だそう。個人的には酸味のあるシチューの様な感じで、クネドリーキもモチモチした食感でとても美味しくいただけました。気に入ったので後日また来る事に(笑)ちなみに混んでると席は相席です、地元の人達は快く迎えてくれて優しく相席も楽しいですよ!


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ブラック・マドンナと呼ばれる「黒い聖母の家」。こちらはあまり聞き慣れないキュビズム様式の建物となっております。2階に黒い聖母の像が飾られている事から名付けられたと言われている黒い聖母の家ですが、現在はカフェ、美術館、雑貨屋と言う形で使用されております。


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その昔火薬倉庫として使われていた事からその名が付いた旧市街の門「火薬塔」。チェコの王の戴冠式の際には行列がここから旧市街へと入っていきました。


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火薬塔のすぐ側には「プラハ市民会館」があり、内部の「スメタナホール」では定期的にコンサートが行われたりする場となっております。日本映画"のだめカンタービレ"もこちらのスメタナホールで撮影が行われました。


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夜になって再びカレル橋へと向かいました。もちろんお目当ては夜景です(笑)どうでしょう?日中とはまた違った幻想的な雰囲気で、水面に反映された光もとても美しかったです。そして次に向かったのは…


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またハヴェルズカー コルナなのでしたwwスヴィチコヴァー同様チェコの家庭料理「グラーシュ」を今度は食べたくて行ったのですが…クネドリーキが売り切れていたので代わりにポテトを…。グラーシュとはハンガリーが起源のビーフシチューの様な物です。


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食べ終わった後は旧市街をうろちょろと(笑)誰も居ない路地裏があったので写真を撮ってみました。黄色灯が良い雰囲気を出してて、良い意味で東ヨーロッパの妖しさを醸し出してるような。


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そして再びカレル橋へと戻って来ました。効率悪い回り方してるなぁー…(笑)ちなみに映画"ミッション・インポッシブル"の冒頭のシーンはこのカレル橋で撮影されました。


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こちらは"聖ヤン・ネポムツキー像"です。この像ですが、墓部にあるレリーフに触れると幸運が訪れると言われております。なので触られまくっているレリーフの部分がツルツル金ピカになっております。


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ブログを書いていて思いましたがプラハの1日目色んな所行き過ぎてません?(笑)どんだけ体力あってん自分!と思っております。…と言う事で、1日目はここまでになります。次はいよいよ8日間で4カ国の旅の最終日、プラハの2日目のお話をしたいと思います。

 

では、それまでお楽しみに!

Au revoir !!